
天気はあいにく雨や霰が降ったりで、すごく寒かったですが、「どこに行くん?」など、いつもとは違う午後からの過ごし方に利用者様も楽しみにしてくださっているご様子でした。

認知症のリハビリに用いられる手法の一つに、「回想法」というものがあります。
「回想法」とは、過去の思い出や体験を振り返ることで、脳の活性化や精神的な健康の向上を図る方法です。

今回訪れた、南条亮ジオラマ記念館では昭和を生きた庶民の生活の風景がジオラマで表現されています。

このようなジオラマ見ることが、利用者様の心身に良い効果が生まれるのではないかと考え、この場所への訪問を企画いたしました。

昭和のジオラマを見ていただくことが主な目的でしたが、いざ、いこらもーるに到着すると、「こんなところに来るの久しぶりや」と、外出自体に感激されている利用者様もいらっしゃいました。

家族様と外出される利用者様もいらっしゃいますが、外出先の多くが病院のようです。
ジオラマを見学され、造りを観察される方や、当時の話をしてくださる方もいました。
昔の事、子供のころの事を思い出されながら、見られていました。昔の事は本当に鮮明に覚えておられました。

戦後の事も思い出され、当時の話を生々しく聞かせてくれました。
利用者様の一人は「堺に住んでいたが、百舌鳥に疎開した」と発言され、百舌鳥も堺ではないのか?と混乱しましたが、「防空壕に逃げた人は全員亡くなった」という話には、非常に重い言葉で、悲しくなりました。

みんなでおやつのどらやきを食べました。「夢にもちや!!」と喜んでくださっていました。
皆様どら焼きは大好きなんだそうです。
フードコートで休憩をしていると、偶然に居合わせたボランティアの方が「リンゴの唄」を歌ってくださったことに非常に感激しました。
外出することで、いろいろな出会いがあるものだと実感いたしました。
今回、写真をとることはできませんでしたが、ぜひとも、フラワーデイで歌のレク等を行っていただき、写真を撮らせていただきたいと思います。

最後にペットショップを訪れましたが、写真撮影をしてよいかどうか分からず、外側からフラッシュを使わずに撮影いたしました。
犬や猫を見ましたが、最初、ぬいぐるみだと思っておられ、少し動くと「うわ動いた」「生きてるわ」と笑いながらびっくりされていました。
普段動物を直接見る事がなかなかないからと、ワンちゃんに話しかけられ、にっこりされる方もいらっしゃいました。

あまり外出の機会が少ない中、楽しい時間を過ごされお疲れになったのか「今日はもう寝るわ」と帰り車の中で話されていました。

普段とは違う時間を過ごすことで、普段見れない利用者様の表情を見れたり、お話を聞かせていただける事は私たちスタッフにとっても、嬉しくなる時間だなあと思いました。