クリスマス会でケーキ、カラオケ、ビンゴ大会!

12月24日、フラワーホームのクリスマス会を開催いたしました。


コロナ禍を経て、5類移行後のフラワーホーム主催のイベントとしては初のレクリエーションとなりました。

開催日前から「あさってやね~」などと入居者様は楽しみにされているご様子。


13時からの予定でしたが、待ちきれなくて予定より早く集まられ、待っている間にトナカイのカチューシャを付けたり、サンタの帽子をかぶるなどクリスマスの雰囲気を楽しまれていました。


この日の参加者は27名。この数からも分かる通り、久しぶりのイベントを皆様心待ちにされていたご様子で沢山の入居者様が参加してくださいました。

入居者様の期待が大きかったのでスムーズに進行できるように、事前の準備や買い出し、クリスマスケーキの手配など、打合せを綿密に行い、スタッフ皆で手分けして協力しながら準備できました。


まだご入居後3ヵ月~6カ月ほどの、日の浅いご入居者様方も参加され、カラオケやビンゴを楽しまれていたのが印象的です。

日頃はご入居者様同士が集まるのはお食事の時間くらいしかないですが、感染症対策のために黙食を行うのがここ数年の慣例となっています。

当日も当然マスクやパーテーション、室内の換気等の基本的な対策はしっかりと行っていましたが、それぞれのテーブルでは会話に花が咲いていたご様子でした。

コロナ禍で静だった食堂に本来なら当たり前であったろう話す声や笑顔があふれていました。


カラオケ大会では恥ずかしがれて誰も歌ってくれないかもと心配で、事前に「カラオケで歌ってくださいますか?」とお声掛けをすると「練習しとかなあかんなぁ」とやる気を出してくださる方も。

歌っていただける曲などをリサーチしていたので円滑に進められました。


当日は10名の方が手を挙げて、歌ってくださいました。

観客の皆様も曲に合わせて口ずさんだり手拍子で和気あいあいで、スタッフが歌って盛り上げる必要もないほどでした。


普段は口数が少ない入居者様も「無法松の一生」を声量いっぱいに歌って下さったのですが、その見事な歌声にスタッフや他のご入居者様からも大きな驚きの声が上がっていました。

意外な一面を知ることができました。


ビンゴでは数字が発表されるたび、「あったー!」と喜ばれる方や「無いわ~」と残念そうにされえる方がおられ、それぞれのテーブルからは一喜一憂する声が幾度も上がりました。


同時に3名がビンゴになったので、景品をめぐって白熱したじゃんけんが行われる場面もありました。


景品を手渡すところで選んでいただくのに時間がかかり、他の方をおまたせすることになってしまったのは次回の改善点です。入口と出口を作ってスムーズな動線を確保したいと思います。

ご入居後3カ月ほどのご入居者様が、カラオケの時にマイクパフォーマンスとして自己紹介のご挨拶されたのですが、その時会場に流れた温かい歓迎のムードがとても印象的でした。


フラワーホームは基本的にプライベートな生活が守られた住宅でありますが、同じ建物内に暮らすご入居者様同士の仲間意識や家族意識のようなものが感じられたように思いました。


美味しいケーキを召し上がっていただきながらカラオケとビンゴゲームを楽しんでもらったことで普段とは違った皆様の笑顔が見られました。


また、終わった直後から翌日になっても、フラワーホーム内でお会いするご入居者様方から「とても良かった、楽しかった」とのお声がけをいただけたのが印象的です。

皆さま一様に朗らかな笑顔で、今回のイベントを企画して良かったと心から感じた瞬間でした。


ご入居者様も、普段からこのような場を求めていらっしゃるのだなと感じました。

コロナ禍で奪われた時間は戻らないですし、それ以前の生活様式には当然戻りようもないですが、それでも新しい生活様式に合わせて、今後もこのような場を提供していくことは、ご利用者様のQOL向上にとっても有意義なことであるとの思いを新たにしました。


何事においても0を1にすることこそが肝要ですが、今回数年ぶりにイベントを復活出来た意味は大きいと感じます。

以前より希望する声が大きい買物ツアー等も、今後復活させたいと思いました。