暦だけが秋を感じさせ、季節が置き去りに感じる気候が続いています。
フラワーホームの花壇は、とても綺麗な姿を見せてくれました。
お腹を空かせたアゲハ蝶々も蜜を吸いに遊びに来てくれました。
でも中には元気の無くなった花もあるので、次の花々にバトンを渡します。
フラワーホームの入居者さまに、笑顔と癒しを届ける為に、種を付けてくれた花々もあるので、来年も楽しめる事でしょう。
今回の花壇のテーマは「三方良し」です。
「入居者様良し」「ご家族様良し」「フラワーホームに係る方々全て良し」の願いを赤い毛糸の花に込めて、絆の形を三角型で表しました。
「三角型にします」と入居者さまに伝えると「私も三角が良いと思っていたの」と笑顔で、お話が合ったので、「じゃ~ぁ、お任せします!!」と、お願いしました。
悩みながらもレイアウトをされ、入居者さま同士楽しまれていました。
「ワシは色どりは解らんから、掘る所を教えてよ」
「そこは掘らないでよ」「待って、こっち掘って」
「もう掘る所は無いんか?」など、楽しい活気のある会話がありました。
植え替え当日は、最近入居された方々も手伝って下さいました。
入居前にフラワーホームのスタッフブログで、花壇の植え替えに参加できる事をご覧になられたそうで、そのこともフラワーホームに入居を決めたきっかけになったそうです。
中には、趣味で農園をされていた方もおられ、鍬裁きもお手のもの、綺麗に畝(うね)まで作られます。
レンガでハート型を模ったのですが、「もうちょっと丁寧にやらんと」と、手際よく修正して下さいました。
スタッフが「向日葵の種の収穫時期が解らない」と相談をすると、「まだ、まだ、もう少しせんと」と教えて下さいましたので、種の収穫は入居者さまと一緒にしたいと思いました。
「今年の向日葵は良く育ったね」「やっぱり地植えが1番ね」と皆で納得でした。
今回は1時間半程の、お花の植え替えとなりました。
種の収穫を待つ向日葵が、真新しい苗に「あとは頼むね」と語りかけている様に感じました。
雰囲気を変えた花壇を見た入居者さまが「赤が綺麗ね~見てごらん」とスタッフに伝えて下さました。
外出されていた入居者さまも「また写真撮らしてね」「散歩が楽しくなるわ」と
日々の中で、花壇に癒されているのはスタッフと一緒だと感じ、益々、良い花壇にしなくてはと意欲を掻き立てられました。