「中秋の名月」ウサギ気分で餅つきイベント

9月20日の敬老の日、入居者さまから「今日はまた、何かするんやろ?」と声をかけられましたが、敬老の日イベントが思い浮かばず、今回は十五夜から発想を膨らませて、「ウサギ気分で餅つき」となりました。


毎回、衣装作りを手伝って下さる入居者さまに、浴衣が作れると?相談すると、「昔は浴衣が縫えなかったら、嫁に行けなかったよ」と、お話が聞けたので一安心です。


問題は、臼と杵と餅をどうするか! 毎回の事ですが、フラワーホーム内を探索です。

手頃なテーブルを見つけ、臼にします。

入居者さまも、面白半分、関心半分のご様子で、

「はぁ~そうなるん!」「はぁ~よう考えるね」と楽しみながら手伝って下さいました。


杵はピコピコハンマーを新聞紙で巻き、餅は布を細長く切り、杵で持ち上げた際、伸びる感じを出しました。

もちろんウサギのお面も手作りです。


いざ、本番!太鼓や笛の音楽を鳴らし、ウサギ達の餅つきです。

入居者さまも突然のイベントに慣れて下さっているのか、驚かずに参加されました。


入居者さまにもウサギのお面を付けてお餅つきに参加していただきました。


布の餅には数字とマジックテープを付けました。杵にもマジックテープが付いています。

持ち上げた際に餅の様に伸び、書いてある番号で景品が決まります。

景品も、トイレットペーパー・箱ティッシュ・サランラップなど、生活で使用できる物を選びました。参加賞はマスクです。


共用スペースで新聞を読まれている最中でも、「何よ、どうするん?」とスタッフの説明を受けて、勢いよく餅つきをされました。


布が伸びると「これ、どうなってるん?」「臼は重いやろ?」と様々なお声がありました。

力と元気がある方は、餅の容器まで持ち上がり、その場にいた皆で大笑いです。

お餅に見立てた布の長さが思った以上に長く、皆さま驚いていらっしゃいましたし、楽しんでくださいました。


ウサギのお面も浴衣も皆様つけて下さり、携帯で撮影し、家族や友達に送られる方もいらっしゃいました。

お部屋に訪問すると、テレビをご覧中の方もいらっしゃいましたが、イベント参加にお誘いすると喜んで参加してくださいました。ありがとうございます。


着物の背中には、「中秋の名月」と書き入れましたが、「中秋の名月・・・?」名月・・・めいげつ・・メイ尻(けつ)!!バンザーイ!

お尻を満月に見立てました。

「中秋の名月」とスタッフがお尻を出すと「あら~ホント!」と笑われる方や、一緒にお尻を出して下さる方、それを見ていた皆様も一緒に大笑いが出来ました。

スタッフの後ろ姿がウサギではなく、どこかしらタヌキに見え、面白く感じました。


今回は風流なお月見とは、かけ離れてはいますが、どの入居者さまも意欲的に参加してくださり、入居者さまもスタッフも楽しめたイベントとなり、気が付くと1時間半経過していました。


10月は、感染症対策をしながら「廊下で運動会」をします!