ひまわり、全員!東向け、東!

今年は、向日葵を植える時期が1カ月程遅くなり、入居者さまからは、

「今頃、植えて大丈夫かい?」と心配されましたが、嬉しい事に、昨年植えた向日葵と比べると、日を追うごとに茎も太くなり、グングンと空に伸び、葉も大きく、「また大きくなった!?」と窓越しからでも分かるまでに成長しました。


でも花は、なかなか開かず、スタッフは「このまま咲かないのかな?」と心配になり、向日葵を覗きもむと、入居者さまから「大丈夫よ!地べたが何とかするよ 」と、安心感のある説得力を受け、朝夕、スタッフと入居者さまで水まきを続けました。


台風の影響でバケツをひっくり返した様な大雨と横風を受けて、茎が斜めになったり、左右に揺れたりと、茎が折れないか見守る事しかできませんでしたが、雨上りには無事、折れる事無く東を向き整列していました。

晴天時の向日葵は、どこか力強く「どんなもんだい!」と笑っている様に感じます。


入居者さまが「次、強い風が来たら折れるで」と添え木を付けて下さいました。


「全部、正面を向かせた方がカッコいいやろ!」と頑張ってくださいましたが、「あかんやった~」と少し悔し気に見えましたが、お陰様で強風が来ても安心です!

全部、東を向いて整列となりました。

花の大きさが分かるように、入居者さまがご自身のお顔と比べてくれました。


同じぐらいでしょうか?

向日葵も負けない笑顔です! 

来年は、もっと大きな向日葵の花が咲くと思いました。


他の花々も初めは苗も細く、心配をしましたが、一雨降るごとに太陽の光と暖かさでグングンと成長をし、昆虫に葉っぱを御馳走しても、新し葉を伸ばし、蝶々は花の絨毯で追いかけっこをしているように飛びまわり、楽しそうな夏を過ごしているように思えました。


体調がすぐれない入居者さまに「少しでも元気になれば」と他の入居者さまから「花壇の向日葵を届けて欲しい」と相談があり、スタッフが届けさせていただきました。

スタッフ入居者さま関係なく、お互いを思いやる気持ちは一緒だと感じました。


今回の花壇作りのテーマは「あふれでる幸せ」としましたが、「あふれる優しさ」を感じました。