夏の花壇「溢れでる幸せ」

フラワーホームでは年に2回、花壇の植え替えを行っています。


今年も1回目の植え替え時期を考えていると、入居者さまが、

「フラワーホームも5年目を過ぎたから、ホーム全体の花壇に土を入れてはどうか?」と、見取り図と、使用する土量の計算表を持ってこられました。 


「土入れはコロナワクチン接種が終われば自分らでする」とまで、ご提案を頂きました。

当サ高住の名称がフラワーホームなこともあり、入居者さまも気にかけて下さいます。

フラワーホームがより良い住まいとなる為の環境作りを、入居者の皆さまも私達と一緒になって考えてくださって、力も知恵も貸してくださり本当に有難いです。ありがとうございます。


土の購入量は1トンでした。

少しへっぴり腰で、鍬を持つスタッフが、

「こう?あれ?どうするんですか?初めて耕します。あってますか?」の質問に、

「鍬の重さで耕すんよ」と見守りながら「そうそう、あっちょる、あっちょる」と励ましの声と共に暖かい笑みが、その場を包みました。


蒸し暑い中での作業の後は、冷たいタイルで身体を冷やしていただきました。

「生き返る~ぅ」と赤ら顔で眉間にシワをよせ、労働後の幸せな時間です。


昨年、植えた向日葵から採れた種を植えると、子葉が数本生えているのを見つけ、スタッフから「良かった~ぁ」と安堵の声。

向日葵の成長を楽しみにされている入居者さまもいらっしゃいます。

今年も成長観察が出来ます。昨年は1メートル程の成長でしたが、今年はそれを少しでも超えてくれると思い楽しみです。


今回の花壇のテーマは「溢れでる幸せ」です。

植木鉢から花々が溢れこぼれ出し、フラワーホームに関わる方々に幸せが届きますようにとの願いを込めました。


今回、花植えは気候が不安定だった為スタッフで行いました。

植え終わり、入居者さまにご意見を伺うと、「花が流れてるんやね」「黄色が良いね」「この花は 変わっているね」などの声を頂きました。


小さい花壇は、平なレンガの配置を、よ~くぅ見ると 

「ケン・ケン・パ・ケン・ケン・パ・ケン・パ・ケン・パ・ケン・ケン・パ 」になっています。

子供の頃、外で遊んだルール遊びを思い出し、取り入れてみました。

フラワーホームに来られた家族様にトライして頂きたいと思います。


春に入居者さまが作ってくださったアーチも青々として、イングリッシュガーデンのようなロマンティックな雰囲気を醸し出してくれています。

 

バッタが美味しそうに葉っぱを食べていました。美味しそうに食べるので見守ってしまいました。


暑い日が続きます。元気な花々に負けないように、入居者さまとスタッフ、体調には気を付けて行きたいと思います。