七夕の飾り物は7月に入ったと同時にスタッフと入居者さまで制作を始めました。
スタッフがお手本をお見せすると「これなら作れるよ」や「こうしたら作れる」と入居者さま同士で教え合ったり、分担をされていて、会話も弾んでいるご様子でした。
色紙で飾りを作っていると自然と鼻歌も出て来るようでした。
鶴をたくさん折っていただいたのですが、「昔はよく折ったなぁ」と懐かしさを感じていらっしゃるようでした。皆さま笑顔でとても良い雰囲気でした。
入居間もないA様に他の入居者さまが声をかけて、一緒に飾りを制作されていました。
その後スタッフがA様にどうだったか感想をお伺いすると、「一人じゃ行きにくいけど誘ってもらって嬉しかったよ」と笑顔で話されていました。
それがきっかけになったのか、共有スペースで談笑やオセロをされる様子も見られます。
短冊にお願いごとを書いてくださいと頼むと、最初は「もうこの年で願い事なんか無いよ」「何を書いていいのか分からない」「この年になったら欲も無いで」と笑顔でおっしゃる方が多かったですが、いざペンを持たれると、すぐに書かれました。
なかには「コロナ飛んでけ~」とのお願いも。本当にその通り!
笹に付けたお願い事を読ませていただくと、皆さまの心の中にある思いを感じることが出来、温かい気持ちになりました。
しかし中には「コロリといきますように」と書かれた方もおられ、なにか寂しい気持ちになりましたが、よく考えたら自分だって最後はコロリが良いわ、同意見だわ!と可笑しくなりました。
飾りつけは主に、背の高い男性入居者さまが「高いところは女の人では手が届かないからなぁ」と笹の上の方につけて、全体のバランス良く配置をされていました。
「おだてられ褒められたら何でもしますよ」と笑っていらっしゃいました。優しい方です。
昼食の七夕そうめんは、涼し気で皆さまよく箸が進んでいました。
美味しそう~!
来年はコロナが終息して、フラワーホームに来られたご家族様にも短冊を書いていただき、入居者さまとご一緒に飾りつけしていただけると良いなぁと願っています。
新型コロナの影響で、大勢で集まってレクリエーションを行うのが難しい状況ですが、早く収束して、喜びのあるイベントが開催できれば良いなぁと思います。
それまで皆で、できる事を頑張りたいと思います。
七夕の願い事に、「嫁がほしい」と懇願していたスタッフもいたので、星に願いが届けばいいなと思いました(笑)!