入居者さまと一緒にマスクを作りました

連日報道される新型コロナ拡大のニュースや、マスクやアルコール不足のニュースを見て、「マスク作りをしたい」との提案をいただきました。


フラワーホームでは当面の間のマスクの備蓄はあり、入居者さまが外出される場合や、マスクをお持ちでない面会のご家族さまにはマスクをお渡ししていますが、次いつマスクが手に入るのかは分かりません。

そんな中、私達も何かしたい!という入居者さまのお気持ちが嬉しいです。

早速、マスク作りを始めました。


初めてのマスク作りに初めは「どうやるの?!」「どうする~?」と戸惑われる場面もありましたが、手順を理解されると「ハイ、ハイ」と布地をカットしたり、スムーズに進んで行きました。


日中、居室で過ごされることが多い方も、マスク作りのために共用部に出て来られ、楽しそうに和気あいあいと談笑しながら、それでも手は止めず制作されました。

戦争中に千人針をした事があり、「寅年の人は年の数だけ縫っていた」などのお話も皆さまでされていました。

糸が通しにくくなったり、縫線が見づらくなったりと、「年は取りたくないなぁ」との会話がありましたが、その分、身体が覚えているようで、縫い目を見せてもらうと綺麗に揃っていて流石だと思いました。

昔は皆さま手縫いでご家族の洋服などを作っていたとのことでした。


お裁縫の経験があまりない若い男性のスタッフが、入居者さまに指貫の使い方や基本的な縫い方やコツなど、見本見せていただきながら教えてもらっていました。


お友達に裁縫教室に誘われたのがきっかけで、60歳から縫い物を初めたという入居者さまもいらっしゃいました。

「習い事には年は関係ない。いくつになっても勉強や」とお話してくださいました。

古き良き時代の知恵も沢山教えていただき、とても勉強になりました。

入居者さまとコミュニケーションをとる良い時間にもなりました。


出来上がりは、こんな感じ。

とっても良い感じに立体マスクが仕上がりました!

柄も可愛いですよね。