前回は「居室で火災発生」の想定だったので、今回は1階の喫煙室で火災が発生した想定で行いました。
そのため避難経路が違いますし、留意する点も変わり、色々考えなければならない点がある事を気づかされました。
消防訓練が初めてのスタッフもいた為、緊張感のある雰囲気での開始となりました。
各担当を決め、しないといけない事を用紙で確認しながら、数回シミュレーションを行い、なぜその行動を行うのか、確認しながら皆で認識を深めて行きました。
訓練に参加をしてくださった入居者さまを、避難経路を使って、安全に誘導を行いました。
屋外非常階段を使用する際は、足元に注意し、手すりを使用して避難しました。
前回も避難訓練に参加してくださっていた入居者さまは、「前もここを降りた事あるわ」と前回のことを覚えていらっしゃいました。今回も真剣なご様子で避難の練習をしてくださいました。
訓練の中で、「入居者さまが入浴をされていた場合はどうするか?」など、新たな課題も出て来て、配慮する点を話し合いました。
消防士さんからアドバイスをいただいた、
「避難困難者の部屋を知らせる場合、煙が廊下に充満すると、ドアに目印を書いても見えなくなる可能性があるので、鈴など音が出るものが良い」などの情報も共有し、対策を考えました。
フラワーホームの建物は全ての部屋にスプリンクラーが付いており、防炎設備はとても充実しています。
しかしそれに頼る事なく、いつ火災が起こるかもしれないという認識を持っておくことが必要だと思います。
実際に火災が発生した時は、瞬時に最も安全な避難経路を判断しなければなりません。
いつ何があっても対応できるように、普段から訓練をして、何度も再確認することが大事だと感じました。