当施設のアクティブシニアの入居者さまが還付金詐欺の被害に遭われかけました。
いくつか偶然が重なり、被害を水際で食い止めることが出来ましたが、
今後の被害防止を呼び掛けるためにも、詳細を記します。
3月13日のお昼頃、当該の入居者さまからスタッフへ「泉南のイオンモールのATMまで行ってきます」とご挨拶をいただきました。
その日、当施設ではイベントを開催しており、本社(丸竹コーポレーション)から手伝いに来ていた社員が「雨だから車で送りますよ」と、たまたま申し出ました。
入居者さまをATMまで送り届け、少し離れたところで社員がしばらく待機していると、携帯電話を手にした入居者さまが、
「操作が分からなくなったから教えて欲しい」と戻って来られました。
不信に思った社員が話を聞くと、「市役所が還付金を振り込んでくれるらしい」との話だったため、すぐさまATMの取引を中止し、携帯電話を切るように入居者さまにお願いしました。
またATM横の受話器で銀行に連絡し、口座を即時停止してもらいました。
また泉南警察署へ通報し、警察官の方に詳しい経緯を報告しました。
入居者さまからのお話によると、個人居室に設置している固定電話に、市役所職員を名乗る者から連絡があり、「過払い金がある」「返金期間が差し迫っている」などと騙し、また銀行ではなく注意の行き届きにくいATMを指定し、口座残高を読み上げさせるなど、言葉巧みな誘導があったそうです。
今回は偶然が重なり、被害を水際で食い止めることが出来ましたが、背筋が冷たくなりました。
警察官のお話によると、泉南市だけでも計8,000万円の振り込め詐欺被害が出ているそうです。
市役所が還付金の手続きを、電話やATMを使用して行うことはありませんので、ご注意ください。
ぜひ周囲の高齢者のかたへ注意喚起して差し上げてください。
フラワーホームでも入居者さま全員にお声掛けをし、注意喚起を図りました。